レトルトカレーを販売するときに使用する什器のご依頼をいただきました。
商品が見えやすく、取り出しやすくということで、今回の什器の形状となりました。各棚が斜めに傾けられているので、奥行が狭いレトルトカレーのパッケージでも、商品が前倒れすることなく並べることができます。
1段に3種類×各6個並べるということで、重量に耐えることができるように構造を検討しました。
全体は、カラーダンボール(クリーム色)を使用していますが、正面から見える部分、上部のPOPや土台前面には印刷を入れ、訴求効果を高めています。
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通常の棚型のダンボール什器ですと、強度を保持するために側(横)板が不可欠なのですが、こちらの什器はその側板を排除しました。これにより陳列物が横からも見え、とても開放感のあるものに仕上げております。
木やスチール製のものと違い、ネジなどで固定という訳にはいかないので、折り曲げパーツや重ね合わせを駆使し、陳列物に対して十分な強度の棚部となっております。
上部POP部はもちろん下部前面も交換可能な構造にしてあり、印刷のデザインの変更も容易です。
設計士 原田 康弘 プロフィール